100m続く縁側がある児童館です。この長い縁側は、歩いて行くと、森からストリート・広場に続き最後には丘に登って街を見渡せすことができます。この様々な環境と接する縁側には、子供から大人まできっと自分にあった居場所を見つけることができるので、親子だけでなく多世代の利用が求められるこれからの児童館のありかたとして提案しました。屋根は、入母屋を再解釈した形状です。大小の部屋を柔らかくひとつの屋根で包み、草加市の暑い夏でも日陰をつくりつつも暗くなりがちな奥深い空間には破風の大窓から光と風を導き入れます。
(ihrmk・清正崇と共同)